補助金制度を活用してリノベーションしよう!
リフォームする際、様々な補助金制度が整っていることを知っていますか?この制度は、自動的に適用されるません。自分から申請しないと補助金を受け取ることができないのです。また、事前に資料がいるものタイミングによっては適用できなくなってしまうものもあります。
知っているかいないかで大きく費用が変わってきます。どんな補助金制度があるのか事前に確認して、積極的に活用しましょう。
目次
1.補助金は国からと各自治体の、2つの補助金がある
リフォーム・リノベーションに関わる補助金は国、各自治体の2つの機関からでています。調べる際は2つの公式ホームページより、自分が利用できる補助金を確認するといいでしょう。
2.補助金が利用できるリフォーム・リノベーションの種類
補助金を受けるには、当たり前ですがそれぞれ条件があります。ではどんなリフォームやリノベーションに適用できるのか主なものを見ていきましょう。
●申請者本人が居住する住宅のリフォーム・リノベーションであること
補助金を受けるための基本的な条件は、申請する人が住まいの所有者で、常時居住する住宅であることが求められます。
●省エネ化リフォーム
環境に配慮した住宅である、温暖化対策の促進を目的とした補助金制度です。二酸化炭素の排出量の削減に配慮した、省エネルギー等の設備を設置する工事です。また、冬は暖かく夏は涼しい高気密・高断熱の住宅にすることでエネルギーの消費を抑えるためのリフォーム工事として補助金を受けることが可能です。
●バリアフリー化リフォーム
高齢者や障害者が日常生活の安全性と利便性を高める工事、段差の解消・手すりの取付け・引き戸への取替え・洋式便器への取替えなどが対象になります。
●耐震化リフォーム
古い住宅の耐震性能を向上させ地震による被害を減らし、安全性を高める工事。近年自然災害も多く、それに備えた工事に国や自治体が補助金を当ててくれています。そのために、住宅の基礎・柱・梁・筋かい・耐力壁の補強を行うリフォーム工事が対象となっています。
3.2023年の補助制度一覧
補助制度(リフォーム・増改築) | 助成類 |
※住宅に一定の省エネリフォーム等を行う場合に、国の補助金が交付されます | 最大30万円(60万円*)/戸 *子育て・若者夫婦世帯が中古住宅取得と同時に改修する場合 |
※住宅に高性能な断熱材や窓等を用いた断熱改修を行う場合に国の補助金が交付されます。 | 最大120万円/戸(戸建住宅) |
※外張り断熱、内張り断熱、窓断熱工法により、次世代の付加価値建材を用いたリフォームを行う場合に国の補助金が交付されます。 | 最大400万円/戸(戸建住宅) |
※省エネ改修によりZEHレベル性能とする場合に国の補助金が交付されます。 | 最大35万円/戸 |
100万円~250万円/戸 | |
※各市町村が実施する補助金制度を調べることができます。 | 各補助制度によります |
4.リフォーム・リノベーション工事別にみる補助金の利用
補助対象は省エネリフォームが中心
近年の国の補助制度は省エネリフォームが中心となります。制度の多くが、開口部、屋根・外壁の断熱改修を要件としています。
■水回り、外装リフォームの補助は省エネリフォームとセットの場合のみ 一般的にニーズの高い、水回りや内・外装リフォームに対する国の直接的な補助制度はありません。(一部の地方自治体では、これらへの補助制度あり。)
ただし、省エネリフォームとあわせて行うときは、水回り、外装リフォームも補助対象にできる場合があります。
キッチン、水回りリフォームで補助を受けるには
■キッチンリフォーム キッチンを取り替えたい場合、単にそれを交換しても補助は受けられませんが、キッチンを対面化し、居間にいる子供を見守れるようにする場合は、以下の制度で補助が可能です。
こどもエコすまい支援事業 必須工事である省エネ改修(開口部断熱、屋根・外壁断熱、エコ住宅設備の設置のいずれか)を同時に行う必要があります。
長期優良住宅化リフォーム補助金 若者・子育て世帯が行う工事であり、リフォーム後に耐震性、省エネ性、劣化対策などについて、一定の性能を満たす必要があります。
■トイレ、浴室、給湯ボイラーのリフォーム トイレ・浴室回りでは、以下の制度で補助が可能です。
●こどもエコすまい支援事業 節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機への交換工事は、必須工事の一つであるエコ住宅設備の設置として補助が可能です。
ただし、この制度はいずれも最低補助額が5万円。工事費によっては5万円に届かず、交付申請ができないので担当者さんに一度相談をしてみましょう。
■外壁・屋根のリフォーム 外壁・屋根の張替え・塗装のみを行っても補助は受けられません。長期優良住宅化リフォーム補助金(※2023年6月現在、募集終了)では、劣化対策、耐震性、省エネルギー対策などについて、一定の基準を満たすための性能向上工事とあわせて行う場合、これらへの補助が可能です。ただし、インスペクション(専門技術者による現場診断)によって、修繕の必要性が指摘された場合に限ります。
■玄関ドアのリフォーム 玄関ドアのみ新しくしたいという方は多いと思いますが、残念ながら、断熱玄関ドアへ1箇所のみ交換しても、補助を受けることができません。
玄関ドアは、各制度で補助の対象にはなっているのですが、補助を受けるためには、断熱改修などの必須工事とあわせて行う、複数の開口部の改修を行う、住宅全体として一定の省エネ性を確保する、最低補助額をクリアするなどの要件が必要です。
まとめ
補助金は国と各自治体から、省エネ、耐震化や子育て世代の方を中心とした補助金が多くあります。基本的に小さなリフォーム・リノベーション単体では申請が不可の場合も経年劣化等を総合的に判断し合わせて同時に工事をすると補助金の対象になる場合があります。
とはいっても自分で調べるのは大変、条件等は専門用語も多く理解しにくいとおもいます。ミラ家計画では実際に補助金を利用したリフォーム、リノベーション工事を行なっています。中古住宅購入のご相談からローン申請も含めた総合的なご提案が可能です。
まずはお気軽にお話しいらしてください。一緒に後悔のない幸せな住まいづくりの計画をたててみましょう!
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