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システムキッチンとは?特徴と選び方


システムキッチンとは?特徴と選び方

システムキッチンという言葉は知っていても、ほかのキッチンとの違いはあいまいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はシステムキッチンについて詳しく知りたいという方に、種類ごとの特徴、選び方のポイントを解説いたします。


目次



1.システムキッチンとは?概要とほかのキッチンとの違い

システムキッチンとは、シンク,コンロの設備が一枚の天板に一体化しているキッチンのことです。「ビルトインキッチン」とも呼ばれています。


キッチン本体が天板でつながっているため、作業や掃除がしやすい点がメリットです。お好きなデザインや設備、機能は個別に選べるため、お気に入りのキッチンに仕上げられるでしょう。システムキッチンには、主に以下のような設備があります。


コンロ

「ガス」と「IH」の2タイプがあります。お手入れのしやすさではIHの方がおすすめです。しかし、火力を重視したい方はガスタイプを選ぶとよいでしょう。


食器洗い乾燥機 家事の時間を短縮できたり、手で洗うよりも少ない水の量で洗浄できたりと多くのメリットがあります。ただし、使用前には予洗いが必要です。



2.システムキッチンの種類

システムキッチンには、さまざまな形状があります。以下に、6種類のタイプの特徴を紹介します。


Ⅰ型


システムキッチンI型

Ⅰ型は、シンクやコンロが一直線上に並んでいるタイプのキッチンです。前面を壁付けで配置することが一般的で、限られたスペースでも設置しやすいです。



Ⅱ型


システムキッチンⅡ型

Ⅱ型は、シンクとコンロが分かれており、それぞれが平行に並んでいるタイプのキッチンです。作業スペースが二手に分かれているので、複数人でもゆとりのある空間で、調理や洗い物を行えます。

注意点としては、シンクで洗った野菜やお皿をコンロ側に移動する際に、床が水滴でぬれる場合があるので床材は耐水性が高い素材にするとよいでしょう。


L型


システムキッチンL型

L型はキッチンがL字の形に配置されています。シンクとコンロの距離が近くなるため、作業しやすい点がメリットです。また、キャビネットの数が増えるため収納できるスペースも広くなります。

ただし、コーナー部分の収納スペースに手が届きにくく、使いづらいというデメリットも。コーナー部分がスライド式のワゴンになっているタイプもあるので、そのようなキッチンを選ぶとコーナー部分まで活用しやすくなります。



U

U型は、U字の形に形成されたタイプのキッチンです。3方向にカウンターがあるため、調理スペースが広くなり、作業しやすくなります。また、U型は「ワークトライアングル」が成り立つように設計されています。ワークトライアングルとは、冷蔵庫とシンク、コンロの3箇所を頂点として作られる三角形のこと。3辺の合計は3.6~6.6mほどが望ましいと言われています。U型はそのようなレイアウトを実現しているため、動線の良さがメリットとして挙げられます。ただし、U型はコーナー部分が2つあり、その部分がデッドスペースになりやすい点がデメリットです。そのため、収納棚を設置するなど工夫して無駄なく使えるようにするとよいでしょう。



アイランド型

アイランドキッチンは海に浮かぶ島のように独立して設置されたキッチンです。開放的で、周囲を回遊できるため、複数人でも作業しやすい点がメリットだといえます。

ただし、料理の際の油はね、水はねがリビングやダイニングに拡散しやすい点がデメリットです。また、周りから丸見えなので整理整頓を心がけて、収納方法を工夫する必要があります。さらに、壁付けの面があるキッチンタイプと異なり、4つの面すべてを化粧パネルで仕上げるため、使用する部材が多く、価格が高めになります。


ペニンシュラ型

ペニンシュラ型は、左右どちらかの面が壁に接しているタイプのキッチンです。

アイランド型に比べると、限られたスペースでも設置しやすく、開放感のある空間をつくりやすいです。ダイニングと対面する形になるためコミュニケーションしやすい反面、キッチンでの作業がリビングから丸見えになってしまう点がデメリットだといえます。



3.システムキッチンを選ぶときのポイント

システムキッチンを選ぶときのポイントを解説していきます。施工後に後悔しないように、次に紹介する2つの点を念頭に置いてキッチンを選びましょう。


欲しい設備をリストアップする

まずは、どのような設備があるキッチンにしたいかをリストアップしてみましょう。特に、今のキッチンで困っていることを書き出してみてください。そして、欲しい設備の優先順位を明確にしておけば、より使い勝手のよいキッチンを選べるでしょう。


使いやすい高さのキッチンを選ぶ

長時間キッチンで作業しても疲れないように、体に負担のかかりにくい高さのタイプを選ぶようにしましょう。使いやすいキッチンの高さは、一般的に「身長÷2+5~10cm」で算出できます。例えば、身長が164cmの方の場合、使いやすいキッチンの高さは87~92cmとなります。


4.まとめ

システムキッチンは設備が一体化しており、使い勝手の良いキッチンです。また、さまざまなスタイルがあり選択肢が豊富です。LDKの間取りや設置箇所に合わせて使いやすいタイプを選びましょう。


ただし、システムキッチンはタイプによっては収納力が低くなる場合があります。紹介したコツを参考にして、使いやすいキッチンを検討してみてください。

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